浜松インドネシア友好協会

７月１６日～２２日　１８名の訪問団が、ジャカルタ、バンドンへ訪問しました。

＜訪問団　富士山静岡空港　出発前＞

１７日には、大使館訪問を予定していましたが、不運にも、当日朝、ジャカルタ市内のホテルリッツカールトン、ホテルマリオットにて、爆弾テロがあり、残念ながら、大使館訪問は中止となりましたが、それ以外は、おおむね順調に、無事、過ごすことができました

今回は、鈴木康友浜松市長が、１７日～１９日の三日間は、同じスケジュールにて同行され、バンドン市長との会談も実現し、姉妹都市、または友好都市実現への、更なる深い交流が図れたものと思われます。

【７月１７日】

今回は、同じ時期に、JICA国際事業の一環として、ゴミ処理関連のバンドン市への指導として、浜松市環境部職員の方が２名訪問され、特に１７日午後には、鈴木浜松市長訪問のもと、バンドン市の小学校にて、ゴミ処理分別等のセミナーも開催されました。バンドン市のゴミ処理問題の解決に向けて、子供達への教育は、実りあるものと期待しています。

小学校の子どもたちは、ゴミ分別の歌を作り、リサイクル、リユース、リデュースの３Rが必要だと、踊りながら、歌の披露がありました

また、日本語で、「大きな栗の木の下で」を、全員で日本でもおなじみの振り付けしながら、インドネシア風に最後に笑顔でジャンプする、という踊りがあり、とても、温かい、微笑ましいシーンもありました

質疑応答では、「日本に行きたいけどどうすればいいですか？」と、日本への大変興味を持っている子供が多く、日本語の勉強もかなり熱心にしていて、日本への愛着、親日感情の高さを改めて感じました。

＜先生たちと記念写真＞

＜教室でのセミナー＞

協会本隊は、カラワンのPT.SAKURAさんへ訪問し、浜松から法人企業として頑張っている企業訪問ができ、お互いに元気づけられたものと思います。
PT.SAKURAさん、ありがとうございました。

夜は、念願のバンドン市　ダダ・ロサダ市長と鈴木浜松市長との会談、夕食会が開催されました。
市長同士のトップ会談ができたことは、今後の交流がより一層深まるものと期待されます。

夕食会では、バンドン市、浜松市、PERSADA、日本人在留邦人の皆様、浜松インドネシア友好協会出席のもと、約１００名ほどの盛大なパーティーで、現地の民族音楽、舞踊を見ながら、とても良い交流、親睦が図れました。

＜ダダ・ロサダ　バンドン市長（カーキ色のバティック）との記念写真＞

【７月１８日】

バンドン市内の、アジア・アフリカ会議場を訪問しました。
ここは、１９５５年にアジア・アフリカ会議（通称：バンドン会議）が２９カ国参加のもと、開催されましたが、２００５年には、バンドン会議５０周年記念会議にて、日本から小泉総理が訪問され、現在は博物館として使用されています。
非常に大きな会議場で、国旗が多数並んでいて、歴史を感じる建物です。

＜議長ステージにて＞

【７月１９日】

いよいよ、インドネシア・日本文化祭の日です。
場所は、バンドン市では、新しいショッピングモールの、Cihamperas　Walk(通称：CI-WALK・・・チ・ウォーク)にて、開催されました。

在インドネシア日本大使　塩尻大使も来場され、また、Persadaのインドネシア全体の会長、ゴーベル氏も来場され、例年以上に、熱気ある文化祭となりました。

＜来賓の皆様＞

今年は、当会が交流している、PERSADA西ジャワ支部が、今年度の、外務大臣表彰を受けるという大変栄誉あることとなり、文化祭にて、塩尻大使より、PERSADA西ジャワ支部　スパンディ会長へ、表彰状の授与がありました。
受賞理由は、日本文化祭の開催、及び、長年の、浜松市との交流により、地方レベルの友好関係を構築し、両国の相互理解を促進させた功績が評価されました。

当会としても、大変誇り高き賞で、うれしい受賞でした。
今後も、ますます、お互いの会の相互交流を深めていきたいものです。

＜塩尻日本大使からスパンディ会長への表彰状授与＞

引き続き、毎年行っている、小中学生への奨学金授与です。
国際貢献のために、当会が毎年行っております。

＜奨学金　授与＞

文化祭は、様々な催しがあり、午前は、浜松の踊り「やら舞歌（やらまいか）」を当会が披露しました。
この日まで、２回の練習を行い、どの程度できるか不安な点がありましたが、みんなの努力の甲斐あって！！、まずまずの格好がついた良い踊りが披露できたものと思います。
塩尻大使も踊りに加わるなど、鈴木市長も一緒に歌って頂き、バンドン市民の人たちもとても、ノリノリで見ていてくれました。

＜やら舞歌　踊り中＞

これは、茶道のシーンです。結構なお手前です・・・
お手前を披露しているのは、バンドンの大学の教授です。

＜茶道＞

これは、コスプレショーです。
バンドンの名門大学生たちも出演していて、すべて、日本のマンガなどがオリジナルです。

＜見事なコスプレショー＞

仮面ライダー、ガンダム、ドラえもん、女子高生？が多数出演、もうここはどこだかわからないほど・・・。

インドネシアの若者では、原宿がとても人気ある街のようで、日本に行ったら、昔は京都、現在は、東京・原宿やディズニーが人気スポットだそうです。
日本文化の伝来は、変わっているんですね。

なお、コスプレ以外に、日本語作文コンテスト、日本語歌唱コンテスト、漫画コンテストなど、多数、コンテストが開催され、バンドン市民の若者が多数参加されました。
賞品として、ヤマハ発動機現地法人より、毎年、YAMAHAグッズを多数提供して頂いており、バンドン市民に大変喜ばれる”YAMAHA”グッズです。
ヤマハ発動機様、毎年、ご支援ありがとうございます。

夕方は、盆踊りの「炭坑節」を踊りました。最初は、当会メンバーだけで踊っていましたが、だんだんと、バンドン市民も参加し、最後は、みんなで輪になって、大盛り上がりの盆踊りでした。
こういう場にふれると、インドネシア人、日本人との交流の素晴らしさを感じます。

＜みんなで炭坑節＞

まだまだ書き足りないほどの、今回のインドネシア訪問でした。

１回では足りないので、次回も、別の視点で、近日中に、報告します。